部下の育成や指導に効果的なフィルタークローズエンド(質問技法)

コーチング質問技法はビジネスだけに限らず、プライベートでも使用できるまさに『生きる力』 として使用できるスキルです。
この方法を見つければ どんな職種であれ『そこに人がいる限り』使用できる方法になります。

 

ようこそコーチング質問技法の世界へ

一度習得すれば、一生つかえるコーチング質問技法です。
その方法を具体的に説明することは困難とされています。
今回は簡単にわかるように、オリジナルで図を使ってお伝えします。

 

クローズクエスチョンとオープンクエスチョン

コーチングスキルを習得している方でも、質問はオープンクエスチョンを主流としています。
しかしクローズクエスチョンを活用できてこそ、質問力は開花します。

 

1.クローズクエスチョンの意味・効果
・閉ざされた質問。
・「はい・いいえ」のどちらかで答えさせる質問方法。

 

・答える相手は、YES・NOのどちらか2択で答えることが迫られる。
・意思決定の際に使用することで、明確になる。
・相手の考えや思考を引き出すのには不向き

 

例:ごはん食べましたか?→はい。

2.オープンクエスチョンの意味・効果
・開かれた質問。
・「はい・いいえ」以外で答えさせる質問方法。

 

・答える相手は、自分で考えた返事をしないといけなくなる。
・相手に考えさせたり、相手の思考を言葉にさせることができる。
・相手の考えや思考を引き出すのに向いている

 

例:ごはんは何を食べましたか?→おにぎりと味噌汁と・・・

 

通常、クローズクエスチョンやオープンクエスチョンの段階で有料セミナーとして開催します。
他社様のセミナーを受けた方であれば、お分かりだと思うのですが、通常はクローズクエスチョンやオープンクエスチョンの意味など、さわりの部分しか説明いたしません。

 

そのため、これからご説明させていただく内容が、どれほど核心的で、濃厚で、シンプルな構図なのかを、肌で感じると思います。
問題はクローズクエスチョンを使うタイミングです。
部下の育成や指導または、自身の能力を最大値まで上げる方法として活用下さい。


1.部下の育成や指導および自己成長の為に質問技法を学ぼう

コーチング質問技法の真髄をオリジナル図としました。
どの教材やサイトにも同類の方法は、ほとんど載っておりません。それほどの内容です。

 

とても効果的であり、私が今まで多くの 人々と関わってきた中で、人々を成功へと導いたコーチング質問技法になります。

 

1-1.質問技法を学ぶ人の対象者

・部下の育成や指導者で学びたい
・自身の能力を最大値まで向上させたい方
・プライベートでの活用したい
・人の悩みを聞くけど解決できない

 

対象が「人」であれば、コーチング質問技法は、あらゆる場面で使用できます。活動範囲に縛りはありません!
ただ、学びたいと思ってないと私が同じ内容を伝えても、進歩はありません。
あなたの「学びたい」という気持ちが成長を加速されます。

 

1-2.コーチング質問技法オリジナル種類

1.最高の結果を引き出す質問
質問技法:フィルタークローズエンド

 

2.相手の可能性を広げる質問
質問技法:逆フィルター(拡張)オープンエンド

 

3.人を動かす感情質問
質問技法:キラーパスクエスチョン

 

4.自分自身へ質問を行う内省質問
質問技法:セルフプロデュースクエスチョン

クローズクエスチョン・オープンクエスチョンについては、この上位者編では理解されているものとして説明していきます。
※今回エントリーでは、1.最高の結果を引き出す質問の説明を行います。

 

1-3.コーチング質問技法を活用する前に大原則を知りましょう

【大原則】

人は質問されると、無条件で考え、答える生理的習性を活用する

 

例:「今日の朝ごはん何たべた?」と人に聞けば、答えなくても生理的に0.3秒は、「朝ごはん何たべたなか?」と思考が動いたはずです。
この0.3秒が無条件で生理的習性になります。

 

これが質問技法のスキルが成り立つ大原則であり、人間の生理的習性でもあります。
進化過程でコミュニケーション能力が形成された人間は、相手からの『問い』に対し、生理的に考えてしまい、答えようと無条件で思考が動いてしまいます

 

人間の習性を利用し、クエスチョンを使い分けることになります。


2.部下の育成や指導で最高の結果を出すフィルタークローズエンド

このコーチング質問技法はオリジナルで、フィルタークローズエンドと呼びます。
フィルターの意味は、コーヒーのフィルターをイメージされれば良いと思います。

 

2-1.フィルタークローズエンドとは?

フィルタークローズエンドの手順をお伝えします。

質問1回目:オープンクエスチョンで質問する
(フィルター)
↓ ↓
質問2回目:1回目の答えについて、オープンクエスチョンで質問する
(フィルター)
↓ ↓
質問3回目:2回目の答えについて、オープンクエスチョンで質問する
(フィルター)
↓ ↓
質問4回目:3回目の答えについて、オープンクエシュチョンで質問する
(フィルター)
  ・
  ・
  ・
最後の質問:○回目(一つ前の質問)の答えについて、クローズクエスチョンで意思決定をさせて終わります
(END/エンド)

 

 

※人によっては6回以上のオープンクエシュチョンを行う場合もあります。
早い人は2回目で真髄部分が抽出されます。

 

オープンクエスチョンから入った、大きな目標・悩みなど(相談者の願い)を縦掘りするように、どんどん真髄部分まで削っていきます
そして最後(エンド)にクローズクエスチョンで、意思決定を行う質問をし、真髄部を抽出する方法になります。

 

※オープンクエスチョンから入って繰り返し掘って掘って、最後(エンド)はクローズクエスチョンで締める。
真髄部だけを抽出するというのが、フィルタークローズエンドの方法になります。

 

クローズクエスチョンエンド(コーチング質問技法)が最高の結果へともたらす方法になります。

 

2-2.部下の育成や指導で活用するフィルタークローズエンド

・部下の育成や指導では、フィルタークローズエンドをつかう質問を行うことで、部下の真髄的な目標設定・解決策ができます。
問題が明確になり、シンプル(真髄部のみ)な解決方法が抽出できます。

 

部下の育成や指導で、目標設定や問題を明確化にすることで、真髄部を見つけ出すことができます。
「大規模な目標や問題」や「複雑に捉えていた目標や問題」などが、真髄部だけに整理をすることで、そこへ最短ルートで走るだけになります。

 

2-3.マーケティングや営業など多種多様な場面でつかえます

マーケティングや営業などフィルタークローズエンドをつかう質問を行うことで、ターゲット選定や契約率を劇的に上げることができます。
「人」に関わる全てのモノへ応用できます。多種多様な場面で使えます。

 

2-4.育成の育成実例:フィルタークローズエンドで目標や問題を明確にする

質問技法:フィルタークローズエンド
使用手順:@オープンクエシュチョン×2回以上A最後にクルーズでエンドする。(意思決定)※題材をフィルターにかけ、真髄部を抽出する

 

部下Aさんへフィルタークローズエンドでコーチング

・部下Aさんは、自分が他人に誤解を招くことが多く悩んでいました。

 

質問1回目(フィルター):どのような時に誤解を招いたのですか?

 

部下Aさん:最近では・・・。自分が口下手なのが原因で、取引先へ誤解を招きました。

 

質問2回目(フィルター):口下手で誤解とは?

 

部下Aさん:伝えたいことが、たくさんあったので、どれから話してよいのか分からず、最初に悪い報告をしたら・・・
理由を話す前に、取引先の部長さんから「もういいっ!」と話を遮断されて帰されてしまいました。

 

質問3回目(フィルター):なぜ部長さんは怒ったのですか?

 

部下Aさん:私が理由より先に、結果を伝えたのが原因だったかもしれません。

 

質問4回目(フィルター):今後、口下手で誤解を招きやすい状態をどのように解決しますか?

 

部下Aさん:「口下手と私が思っている自分」は、実は「伝え方が下手な自分」が原因だったかもしれません。

 

質問5回目(フィルター):では「伝え方が下手な自分」をどのように解決しますか?(目標)

 

部下Aさん:そうですね・・・。今まで私のメンタルが弱いのが原因だと思って、メンタルが強くなる本やセミナーで勉強していました。
今まで私が頑張っていたことは、本当の原因ではなかったみたいです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・不思議ですね。
今まで「口下手な自分」と何回も言っていたのに、「メンタル強化」の勉強をしていた自分がいました。
そして「口下手な自分」の本当の原因は「伝え方が下手な自分」だったなんて・・・・・。

 

何かわかりませんが、今。感動しています。
喉に引っかかった骨が取れた気分です。

 

質問6回目(クローズエンド):では「伝え方が下手な自分」を解決することはできますか?

 

部下Aさん:はい!できます。伝え方について学び、克服します。

 

(補足)
普通に会話している部下Aさんは、決して口下手ではありませんでした。しかし本人は自分を口下手・メンタルが弱いなどと思っていました。
とても優しい雰囲気の持ち主です。

 

新管理者Bさんへフィルタークローズエンドでコーチング

新管理者Bさんは、個人では優秀な職員でした。
その実績もあり、晴れて管理者へ抜擢され、昇格を果たしました。

 

希望を抱いていて新管理者への部署にいくと、現役の自分の時より能力が低い部下ばかり。この人達を「相手にするの?」と衝撃を受けたようです。
「なんでこれもできないの!?」
「これは前にも教えてだろ!?」

 

 

 

新管理者Bさん:やっと管理者まで昇格したのに、自分が移動させられた部署は、できない部下ばかりだったのですよ。

 

質問1回目(フィルター):やっと管理者になれたのに、できない部下ばかりでどんな気持ちなのですか?

 

Bさん:もう管理者がイヤになります。なんかイライラして、自分が思っていた管理者とは全然違います

 

質問2回目(フィルター):Bさんが思っていた管理者を教えて下さい。

 

Bさん:私が思っていた管理者は、ベストなメンバーで、完璧な成績を叩き出し、管理者としても優秀な成績を残していきたかったです。

 

質問3回目(フィルター):管理者としても優秀な成績とは、具体的にどんな方法ですか?

 

Bさん:えーと。管理者として優秀な成績ですか?えーと

 

質問4回目(クローズエンド):ではBさんが描く、「管理者として優秀な成績」について一緒に考えませんか?

 

Bさん:はい!お願いします。
私って自分が「優秀な管理者」について理解できてなかったのですね。
すぐに言えないのに、ビックリしました。

(補足)
※「優秀な管理者」にいて再度フィルタークローズエンドを行います。
今回の話し合いだけでも、部下にイライラしていた原因が抽出されました。

 

※問題の明確化が図れました。

 

(補足)
新管理者Bさんは、部下にイライラしていましたが、自分では何故?こんなにイライラしていたのか理解できていませんでした。
「管理者として優秀な成績」という漠然として目標だけが空回りしていたのです。

 

・部下の育成や指導ができ、部下が成長するのが優秀なのか?

 

・部署の全員が仲良く、助け合いながら成績を達成するのが優秀なのか?

 

・管理者をしながら、個人でも優秀な成績を叩き出すことが優秀なのか?

 

※答えはBさんしか知りません。Bさんが「思うこと」なので、私達はわかるはずもありません。再フィルタークローズエンドで抽出していきます。


3.部下の育成や指導に効果的なフィルタークローズエンド(質問技法)まとめ

フィルタークローズエンド(質問技法)を行う意図は、「何が問題なのか?部下自身が明確に理解してない」のが成長の障害になるためです。

 

部下の育成や指導を行う際に、ティーチングを行い方法論を伝えることはできます。しかし部下自身が問題と思っている部分や、目標は一人一人違います。その部分をティーチングで教えるのは不可能です。部下の成長の障害となる「不明確な問題」は、答えに気がつくまで時間と労力がかかる作業になります。

 

部下自身から真髄部を引っ張り出すようなフィルタークローズエンドであれば可能です。まさにバイブル的な方法です。
フィルタークローズエンドは、その不可能を可能にする素晴らしい質問技法になります。

 

今回学んだ内容

1.クローズクエスチョンとオープンクエスチョンの違いについて。

 

2.「部下自身の問題」などを解決するには、「部下自身から解決の糸口」を見付けなければ何も成長になりません。

 

3.人間は質問に答えてしまう習性がある。

 

4.フィルタークローズエンドは、オープンクエスチョンを繰り返し質問し、最後にクローズクエスチョンで意思決定を相手にさせる技法。

 

5.フィルタークローズエンドを行うことで、問題や解決法などの真髄部のみを抽出することができる。

 

6.抽出した真髄部をクリアすることで、最高の結果がハッキリと出る。真髄部を抽出できてない人は迷走する時間が多くなり、本質に気が付かない。

 

7.フィルタークローズエンドは、まさに上司も部下も、双方にとって成長できる効果的な質問技法。

 

 

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はじめまして。HCDコーチング 代表Kiiroです。 【個人育成・集団育成・グループ研修・階級別や部署別などピンポイント研修・問題解決診断・個別カウンセリング・コーチング・20代限定メンタービジョン塾】ご対応させて頂きます。

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